Featured image of post 実行ファイル(exe)の中身を解析するツール

実行ファイル(exe)の中身を解析するツール

実行ファイル(exe)とは

Windows上で実行可能なファイル。基本的にはPEフォーマットと言われる形式で書かれている。 実行するための機械語のコードやアイコンや画像等のリソースが含まれている。

実行ファイルを解析するためのツールがいくつかあるため今回はそれらを紹介する。

7-Zip

img.png

EXEファイルは、そのままではサイズが大きくなりがちなためファイル圧縮して作成されることがあります。この場合、ファイル圧縮・解凍ソフトの7-Zipを使用することで、実行ファイルを解凍し、中身を調べることができます。同じように解凍できるツールにWinRARというものもあります。

Resource Hacker

img_2.png

EXEファイル内にあるリソース(アイコン、ビットマップ、ダイアログボックス、文字列など)を抽出することができます。また、バイナリエディタとしても機能するため、EXEファイルの中身を編集して書き換えることもできます。

PE Explorer

img_3.png

Windows用のPEファイル(EXE、DLL、OCX、SYS、ドライバ)を解析することができます。PE Explorerは、ファイル構造の表示、ファイルヘッダの表示、ディレクトリエントリの表示、エクスポートされた関数とシンボルの表示など、様々な解析機能を提供します。

Dependency Walker

img_4.png

EXEファイルが依存するDLLファイルを調べ、それらが正しくロードされているかどうかを確認することができます。また、DLLファイルの関数呼び出しを追跡することもできます。

Ghidra

img_5.png

NSA(アメリカ国家安全保障局)が開発し、オープンソースとして無料公開されている強力なリバースエンジニアリングツールです。EXEファイルのディスアセンブル(アセンブリ言語への変換)だけでなく、C言語に近い形へのデコンパイル機能も備えており、非常に人気があります。

IDA Free / IDA Pro

img_6.png

マルウェア解析やリバースエンジニアリングにおいて、世界的な業界標準となっている高機能なディスアセンブラおよびデコンパイラです。Pro版は非常に高価ですが、個人や非商用目的であれば機能制限版の「IDA Free」を無料で利用することができます。

x64dbg (x32dbg)

img_7.png

Windows用のオープンソースデバッガです。実行ファイルを実行しながら中身やメモリの状態をステップ実行で解析する「動的解析」に特化しており、クラックミー(解析用の課題プログラム)の解読やマルウェアの挙動調査によく使われます。

ILSpy / dotPeek

img_8.png

もし対象のEXEファイルがC#などの .NET 系の言語で作られている場合、これらのツールを使うことで、元のソースコードとほぼ同じ状態にまで逆コンパイル(デコンパイル)して中身を丸裸にすることができます。

これらのツールは、EXEファイルの中身を調べるために役立ちますが、注意が必要です。ファイルを編集したり、不正な用途に利用することは、著作権法やセキュリティ上の問題を引き起こす可能性があるため、十分に理解したうえで使用してください。

comments powered by Disqus
Hugo で構築されています。
テーマ StackJimmy によって設計されています。