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【初心者向け】vcpkgでlibcurl(OpenSSL対応)をVisual Studioに導入する手順

Visual Studioでlibcurl(OpenSSL対応)を使うなら、vcpkg導入が簡単でおすすめ

C++でHTTP通信を扱いたいときによく使われるのが libcurl。でも、ビルドや依存関係の調整って意外と面倒ですよね。

そんなときに役立つのが、Microsoft製のC++ライブラリ管理ツール「vcpkg」です。 今回は、vcpkgを使って libcurl(OpenSSL対応)を導入し、Visual Studioでスムーズに使えるようにするまでの手順を紹介します。


vcpkgのインストール(未導入の方のみ)

まずは vcpkg をインストールしましょう。以下の手順を PowerShell で実行してください。

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git clone https://github.com/microsoft/vcpkg
cd vcpkg
.\bootstrap-vcpkg.bat

※Gitがまだ入っていない場合は、Gitの公式サイトからインストールしてください。


libcurl(OpenSSL対応)のインストール

続いて、vcpkgを使って libcurl をインストールします。OpenSSLに対応した64bit版を指定するには、以下のコマンドを実行します。

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vcpkg install curl[ssl] --triplet x64-windows

このコマンドを実行すると、必要な依存関係(OpenSSLなど)も自動的にセットアップされます。


Visual Studioとの連携設定

vcpkgで導入したライブラリをVisual Studioのプロジェクトから簡単に使えるようにするには、次のコマンドで統合設定を行います。

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vcpkg integrate install

この設定をしておくと、Visual Studioのプロジェクトで自動的に #include <curl/curl.h> が使えるようになり、ライブラリのパスやリンカの設定を手動で行う必要がなくなります。


おわりに

これで、Visual Studioに libcurl(OpenSSL対応)を導入する準備は完了です。

  • vcpkgを使えば、面倒な依存関係も一括で管理できる
  • vcpkg install curl[ssl] --triplet x64-windows でlibcurlを簡単に導入
  • vcpkg integrate install でVisual Studioと自動連携が可能

あとは、プロジェクト内でヘッダをインクルードして、libcurlのAPIを使って開発を始めましょう。 便利なvcpkgを活用して、開発効率を一気に高めてみてください。

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